施工事例
Construction Examples回遊動線が暮らしを整える家
Spec
- 場所
神奈川県川崎市麻生区
- 構造
- 木造2階建て
- 間取り
- 2LDK+WIC+pantry+sky balcony
- 敷地面積
- 101.72㎡
- 延床面積
- 95.09㎡
- 竣工年月
- 2024年5月
Point
本物件は、川崎市麻生区にて手がけた建売住宅の施工事例である。設計の出発点となったのは、「日々の家事の動きをどう整えるか」という視点だった。
主寝室からウォークスルークローゼット、ランドリールーム、洗面脱衣所、浴室へと連なる回遊動線。洗う・干す・しまうという一連の流れを、立ち止まることなくつなぐ構成とした。
単なる効率化ではなく、家事を暮らしの中に自然に溶け込ませるための動線設計である。行き止まりのない動きが、時間にも気持ちにも余白を生み出している。
対面式キッチンの背面にはパントリーを設け、調理・配膳・片付けまでを一連の動きとして完結できる配置に。キッチンを起点に回遊動線へとつながることで、家事の流れが空間全体へと広がる。
LDKの一角にはカウンタースペースを設え、在宅ワークや子どもの学習にも対応。生活の機能が静かに重なり合う場所として計画されている。
間取りは2LDKにルーフバルコニーを組み合わせた構成。10.6帖のルーフバルコニーは、BBQや天体観測、ガーデニングなど、暮らしの延長線上にある外の居場所となる。室内外を行き来する動きもまた、日常の自然な流れとして受け止められる設計だ。
19.8帖のLDKには小上がりの畳コーナーを設置。くつろぎや遊び、家事の合間の休憩までを包み込む空間とし、畳下収納が機能面を支えている。リビング階段と対面キッチンが家族の気配を緩やかにつなぎ、回遊動線が日常を下支えする。
川崎市麻生区の建売住宅施工事例として、暮らしの動きを起点に空間を組み立てた一棟。建売でありながら、生活のリズムまで設計に落とし込んだ住まいである。